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「やまなしITプラン(基本的な方向)の概要」


1 策定の趣旨(第1章の1)

 インターネットの爆発的な普及、電子メールの活用、携帯電話をはじめとする携帯情報端末の普及など、近年のIT(情報通信技術)の急速な発達により、社会や経済のあらゆる分野で情報化が急速に進展しつつある。
 国においては、平成13年1月に高度情報通信ネットワーク社会形成基本法を施行し、世界最先端のIT国家となることを目指しe-Japan重点計画を策定するなど、電子政府の構築やIT環境の整備、IT利活用の推進などの取り組みを行っている。
 しかし、国民一人ひとりが豊かさを実感できる社会の実現には、身近な地域における情報化 施策の推進が一層必要となっている。
  こうしたなかで、本県でも、総合的なIT利活用を推進するとともに、高速情報通信基盤の 整備を行い、全県的な情報化の推進を図るため「やまなしITプラン」を策定する。


2 プランの性格と役割(第1章の2)

・このプランは「新長期計画」の行動指針である。

・このプランは、

  1. 平成9年策定の「山梨県情報化構想」の理念を引き継ぐ。
  2. 地域情報化を推進するための「山梨県地域情報化計画(平成15年度まで)と、」
  3. 行政情報化の進むべき方向を示した「行政情報化推進計画(平成14年度まで) 」

に基づく、本県のこれまでの情報化に向けた取り組みを踏まえたもの。

・同時に、高度情報通信ネットワーク社会における今後の本県の取り組みについて、基本的方向と個別の具体的施策を提示するとともに、併せて情報化に向けた市町村、民間との連携の促進を図る役割を担う。


3 プランの期間(第1章の3)

平成16年度(2004年度)が初年度、平成25年度(2013年度)を目標年度とする10カ年。


4 プランの位置付け(第3章の1)

  • 10年間を見通した情報化の基本的方向・構想を示すとともに、5年程度以下の中短期の事業計画を示す。
  • 中・短期の事業計画については、世の中の技術革新にあわせ、最も有効である事業に適宜更新するという、柔軟性に配慮。
  • また、新しい社会・経済基盤として不可欠な高速情報通信基盤について検討し整備を推進するため、本県の将来について、従来の情報化計画より格段に大きな役割を果たす。
  • 本県の情報化は、県、市町村、企業、県民など、すべての主体の情報化を考慮、それぞれがすでに実施している情報化の取り組みを踏まえ、効率よく県全体の情報化を推進。
  • 連携と協働によって効率よく情報化を推進するため、それぞれの役割分担を明示。プランとしての実効性を担保するため、数値目標を設定し年度ごとに進捗度を把握。
  • 必要に応じ事業の更新やプランそのものの見直しも発動できるアクション・プラン。

5 プランの目的(第3章の2)

  • 「やまなしITプラン」の目標を次のように設定する。
    「豊かな県民生活を創造し、県内産業に活力を与えるIT社会」
  • 県民の多様なニーズに応えるためITを活用し電子自治体の構築を推進するとともに福祉、保健・医療、文化、環境など、県民生活のさまざまな分野の情報の提供や交流を促進することにより、人と人のコミュニケーションを広げ、健康で安心して暮らせる、豊かな生活環境を創造する情報化を目指す。
  • 豊かな県民生活も活発な産業活動があってこそであり、あらゆる分野において活性化の手段としてのITが注目されている。地域の産業活動を支援し、新たな産業を生み出すため、情報サービスの提供や情報システムの構築など、活力をもたらす情報化を目指す。
  • 大都市と比べても遜色がない情報通信基盤の整備を進めるとともに県内企業や県民がい、「つでも、どこでも、誰とでも」さまざまな情報を受発信できる情報化を目指す。
  • 県自らも、ITを活用して、文書の電子化、ネットワークによる情報を共有・活用などによる業務改革を進め、情報セキュリティの確保に留意しながら、県民や企業の利便性の向上につながる行政の情報化を進める。

6 具体的施策の方向(第4章)

目標を達成するため、次の7つの「基本方向」を設定する。

基本方向1  県民生活をより便利にするために
基本方向2  産業のIT活用を推進するために
基本方向3  地域の連携を強化し、地域の活力を高めるために
基本方向4  必要なIT環境が得られるように
基本方向5  IT活用能力をより高めるために
基本方向6  行政運営をより効率化するために
基本方向7 より安全に、十分にITを活用するために

7 県民・企業・市町村・県の役割(第5章)

このプランでは、情報化に関する県民、企業、市町村及び県の役割を次のように設定。

  • 県民に期待すること
    1. IT活用能力の向上への取り組み
    2. 高度なIT活用能力の地域社会への提供
  • 企業の役割
    1. 高度情報通信基盤整備への積極的参画
    2. IT技術者の育成、社会への提供
    3. 多様なサービスの展開<
  • 市町村の役割
    1. 住民サービスのIT化の推進
    2. IT教育の推進
    3. 地域活動、NPOの活動への支援
  • 県の役割
    1. 高度情報通信基盤の整備
    2. 県民・企業・市町村のIT化支援


8 評価の方法(第6章)

 やまなしITプランについては、指標を設定して計画の進捗状況を把握、計画の内容を評価。
し、必要に応じてスケジュール及び内容の変更・修正等を行っていく。

指標については次の点に留意して設定する。

  1. 指標は、原則として展開方向レベルごとに設定。
  2. 1つの展開方向について、2つ程度の指標を設定。
  3. 出来る限り数値化できるものを選択し、経年による進行状況を把握。
  4. 分かりやすい指標を選択。
  5. 裏付けとなる資料及びデータ等を簡易に収集でき、進捗状況を把握できるものを選択。
  6. 短期的に行う必要がある具体的施策については、毎年その評価を行えるような指標。
  7. 理念・構想についても、その進捗状況が分かるような指標を出来る限り選定。

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